そこは雪の止むことのない純白の街。 ようやく辿り着いた安息の地に、無数のきらめきが舞い降りる…
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眠れぬ夜は
2007-05-28 Mon 23:34

優希:
んゅぅ…


間もなく日付も変るという頃、優希がリビングに下りてきた。
そのいで立ちはクリーム色の寝崩したパジャマに同じ色のサンタ帽子のようなナイトキャップというもの。

勇気:
ん、姉貴どうした?寝れないんか?


優希:
あ、あのね…


お気に入りの枕を持ったままもじもじしている優希の次の言葉を、勇気はじっと待っていた。



勇気:
…はぁ。聞いてみれば何て事ねぇ…


優希:
わ、私にとっては大変な事なんだよぉ!?


勇気:
へぇへぇ、分かったからもう寝てくれ…


優希:
へぅぅ…勇気がいじわるさんだよぅ…


すっかりしょぼくれ顔の優希は、相変わらず足を擦り合わせるようにそわそわしている。
要は夜中に目が覚めてしまい、トイレに一人で行けないので勇気を頼ってきたのだ。

勇気:
もう14だろう…ったく、しょうがねぇなぁ…


渋々といった様子で立ち上がると、優希の手を取って言った。

勇気:
ホレ、一緒に行ってやるから。


優希:
ほ、ほんとう!?


勇気:
ここまで来てウソついてどうするんだよ…


優希:
ありがとぉ~~


満面の笑みを浮かべた優希は、勇気の腕にしがみつく勢いでぴったりとくっつく。

優希:
えへへ…勇気、あったかぁい。


勇気:
こんなん許すの、姉貴だけだかんな…


照れてそっぽを向く勇気に、優希は笑顔で以って答えた。

優希:
(ありがとう…勇気…)


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