そこは雪の止むことのない純白の街。 ようやく辿り着いた安息の地に、無数のきらめきが舞い降りる…
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目覚めは薫風とともに
2007-05-30 Wed 08:31

――トントントントン…

リズミカルな音が遠くから聞こえてきて、勇気は目を覚ました。
昨晩寝付けずに居たのが嘘のようにスッキリとした目覚めだ。

勇気:
……もう朝か。


とはいえここは常冬の街、布団の温もりが恋しい室温。

勇気:
…寝ちまおう。


誘惑に負けた勇気は、再び毛布を頭から被った。



 
――かちゃっ

部屋のドアが開いて、優希が入ってくる。
それと同時に味噌汁やらごはんやらのいい匂いが漂ってくる。

優希:
うみゅぅ…勇気まだ寝てるよぉ。


勇気:
……zzz


わざとらしくならない様、細心の注意を払って寝息を立てる勇気。
そして、それがわざとだとは全く気付かない優希。

優希:
もぅ、お寝坊さんなんだからぁ…


スリッパのぱたぱたという足音が、ベッドの前で止まった。

優希:
起きて、ないよね…?


当然ながら返事は無い。

優希:
……ちょっと、恥ずかしいなぁ


小さな声が聞こえた。
徐々に優希が使ってるシャンプーの香りが近づいてくる。
そして――

ちゅ…

頬に何か柔らかいものが触れた。

優希:
ご、ごはん出来てるから!起きたら来てね!


同時に盛大な音を立てて閉まるドアと、駆け足で去っていく足音。

勇気:
何考えてるんだ、姉貴は…


高鳴る胸の鼓動に、頬が熱くなる勇気であった。

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